研究用製品
測定の意義
本キットでは、口腔内のpHとヘモグロビン量がわかります。 口腔内のpHは食後に低下しますが、通常は唾液の緩衝作用により1時間程度で中性に戻ります。しかしながら、間食や唾液の緩衝能が弱い場合、口腔内が酸性になる時間が長くなり、虫歯になりやすくなると言われています。
ヘモグロビンは、血液中の赤血球に含まれる酸素を運ぶタンパク質で、これの検出は口腔内の出血をあらわします。歯周病や口腔粘膜炎により、歯肉からの出血が生じると、唾液中にヘモグロビンが検出されます。
pHおよびヘモグロビンの検出は、口腔内環境を知る1つの指標となります。 口腔内の良好な環境は、健康維持に役立つことが期待されています。
製品の主な仕様
用途:
製品名:
製品番号:
測定項目:
測定方法:
測定数:
測定時間:
測定試料:
保管温度:
研究用(口腔衛生学、オーラルフレイルの学習・調査・研究)
pH・Hb簡易測定キット「おくちでちぇっく!」
RORCO011
pH(酸性度)、Hb(ヘモグロビン)
試験紙
1回用
30-60秒
唾液
4-30℃
キット内容
試験紙台紙 1枚
唾液採取用綿棒 1本(+予備1本)
取扱説明書(簡易マニュアル) 1枚
測定方法
使用に関しては、取扱説明書を必ずお読みください。
Step1
キットを袋から取り出します。
★印の爪を立てます(5ヶ所)
Step3
台紙の点線に沿ってカバの口を閉じます。 裏の指マークの位置で数回押し込み、
試験紙に唾液を染み込ませます。
Step2
綿棒を口にくわえ、唾液を含ませます。
綿棒を台紙の枠に沿って乗せます。
Step4
カバの口を開いて綿棒を外します。
30~60秒の間に試験紙の色調を標準色調表と比較し判定します。
Step4
KOMPASUアプリでも確認できます
結果表示イメージ
実施例
団体や自治体イベントにおける口腔衛生の啓発教育で活用されています。
▲ 京都大学COIストリームしなやかほっこり社会プログラムにおけるオーラル教育啓発
▲ 岩手県 滝沢市 イベント
▲ 健幸プロジェクト 秋田県 にかほ市
▲ ブラウブリッツ秋田 冠マッチ 健幸チェックイベント
参考文献
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V Kim Kutsch, 2014 Apr "Dental caries: an updated medical model of risk assessment". J Prosthet Dent. 111(4):280-5. doi: 10.1016/j.prosdent.2013.07.014.
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Yoshiaki Nomura et al, 2018 Mar "Salivary Levels of Hemoglobin for Screening Periodontal Disease: A Systematic Review". Int J Dent. 2018:2541204. doi: 10.1155/2018/2541204