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2025.4.7
お知らせ
( 国 ) 北海道大学・佐藤久教授と弊社研究開発部との共同研究成果「Effects of snowmelt runoff on bacterial communities and antimicrobial resistance gene concentrations in an urban river in a cold climate region」が発表されました。
( 国 ) 北海道大学・佐藤久教授と弊社研究開発部との共同研究成果が下記の文献にて発表されました。
【本論文の要約】
都市の河川は人の生活や自然環境にとって重要であるが、都市からの排水は河川を汚染する原因となっている。本研究は積雪が多い札幌市を対象に、雨や雪どけ水が河川の細菌群集や薬剤耐性遺伝子に与える影響を調べた。その結果、雨や雪どけ水によって処理済み下水の放流水や河川の水位が増え、大腸菌の濃度も大きく増加した。また、都市からの排水や下水の放流が原因で細菌の種類や構成が変化し、細菌の多様性が減ったことが明らかとなった。薬剤耐性遺伝子 mphA は処理済み下水の放流と関係していたが、blaIMP は上流のきれいな環境にも存在した。本研究は、都市の河川で薬剤耐性菌が増えるのを防ぐための対策に役立つと考えられる。
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